Webpage of Nishino Keiko 西野恵子(インドネシア語翻訳)

『スーパーノヴァ エピソード1 騎士と姫と流星』発売のお知らせ

2021/07/20

インドネシアのベストセラー小説 『Supernova 1 Kesatria, Putri & Bintang Jatuh』の翻訳本

『スーパーノヴァ エピソード1 騎士と姫と流星』が発売になりました。

【著】ディー・レスタリ
【監訳】福武慎太郎
【訳】西野恵子
発行:Sophia University Press 上智大学出版(2021)

二つの世界が次第に重なり合ってゆく…
混沌と秩序が交錯するジャカルタで渦巻く、
禁断のサイエンス・ラブストーリー

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今回は、巻末に「訳者あとがき」を掲載していただきました。
そこでは書ききれなかった今の気持ちを、ここに少し書き残しておこうと思います。

2020年4月、1度目の緊急事態宣言中、それまで順調だった産業翻訳の仕事が私の元にも入らなくなり、毎日空気を吸うように行っていた「翻訳」という営為がふと目の前から消えました。

仕事がなくなる不安感、自由に外も出歩けない緊張感の中、私はこの本を翻訳することで、
できるだけそれまでの「普通」を保ち、自分のバランスを取っていたように思います。

スーパーノヴァの数々の言葉に励まされながら翻訳を進めたこの経験は、生涯忘れられないものとなりました。

中でも心に響いた言葉を一つ紹介させていただきます。

「あなたが何を考えるのか、つまり考えたいことを考えることで、あなたの脳は、その機能を壊すことなく、天国へ行くことができます。」(p142~p143)

いつでも、どこにいても、どんな状況でも、頭の中で楽しいことを考えるだけでいい。
スーパーノヴァは、ステイホーム中の私にぴったりの言葉をくれました。

この本の中には、きっとあなたに響く言葉もあると思います。
そして、5年後、10年後、再びこの本を開いたら、そのときにまたぴったりな言葉があるような気がしています。

ぜひお楽しみいただけましたら幸いです。

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